エコラン2018終了
去る6月9日土曜日、Hondaエコマイレッジチャレンジ2018鈴鹿大会が開催され、我が自動車部も出場しました。昨年は私の溢れんばかりの思いをこのブログに載せたので、非常に長くなった上、書き方が通常のそれとは違う雰囲気になってしまいました。なので今年は普通に書きます。(短くなるとは言ってない)
今年も雨?
もともと三重県は愛知県に比べて雨量が多い。しかも、大会直前に東海地方は梅雨入りしていました。雨にはいい思い出がない(詳しくはエコラン2017の報告ブログ参照)ので、晴れてほしかったですが、今年は家を出る頃(午前1:30頃)は雨は降っていませんでしたが、三重県に近づくにつれ徐々に雨が降ってきて、雨脚は強くなっていく一方でした。
しかし、午前3:30過ぎに前日入りしている部員を鈴鹿市内のホテルに迎えに行く頃には、雨はだいぶ小降りに。今年の天候は敵ではないようでした。
4時集合である必要なくない?
見出しは率直な私の感想です。例年鈴鹿サーキットのゲートオープンに合わせて4時集合なのですが、それは直前まで作業をしているから。今年はマシンの完成度が高く、当日作業することなど何もなく、公式車検やコースウォークが始まる6時までは非常に暇でした。当日作業をしなくていいレベルに仕上げてくることは(他チームからすれば当たり前かもしれませんが)毎年言っています。しかし、いざ実行されると、早朝の2時間は手持ち無沙汰のまま過ぎていきました。
車検とコースウォークと…
午前6時過ぎ、今年が最後の参戦となる私は、コースウォークへ行きました。実は学校行事との兼ね合いで今年は3年生以下が全員初参加。車検をする数人を残してほぼ全員で滅多に歩けない鈴鹿サーキットを歩きながら、今年のドライバーに経験者のOBの方がアドバイスをしたり、好きな人は興奮していたり、自転車レースの話を聞いたり。
一方の車検は何事もなく通過。コースウォーク組がピットに戻る頃にはすでに終わっていました。いつもならオイル漏れやらなんやら指摘されてしまいますが、今年は全てが好調。車検を終えピットに帰ってきたマシンは一発でエンジンも掛かり、昨年とは大違いでした。
練習走行は歴代最多かも
車検を終え、公式練習が開始されました。昨年は雨に負け出走できなかったアレです。公式練習は1回3周までとなっており、3周走行すると、一度コースから出なければなりません。今年初めて乗るドライバーにとっては、この時間でどれだけ感覚を掴めるかが重要です。
1回目は途中上り坂で急激なパワー不足に陥るも、3周を完走。戻ってくるやいなやすぐに2回目の出走待ちの列に並びます。
2回目はパワー不足も解消した様子で3周を完走。すぐさま3回目へ。
3回目はより本番に近いペースでレギュレーションに従った走行ができているか、タイムや平均速度を計りながら3周を完走。
ここまでで燃料の補給無く合計9周を走破。理論上は本番も完走できる計算になります。しかし、もう一度3周するほどは残ってないと判断し、練習走行を終了しました。
本番、勝負は残燃料
午後2時。グループ3の出走時間となりました。練習走行と同じように走れば問題なく完走できるはず。しかし、本番は何が起こるか分かりません。本番中は練習走行よりも多くのマシンがコース内にいる上、トラブルが発生したマシンがコースを狭めている可能性もあります。何より、ここに至るまでがあまりにも上手く行き過ぎているので、何か起こるのではないかと言いしれぬ不安を感じていました。
私は今年もメカニックとして、ホームストレート脇のピットウォールの端(最終コーナー側)に陣取り、ラップタイムや平均速度の記録をしながら、必要であれば通信役の後輩を通じてドライバーにペース指示を出します。
序盤、マシンは好調なようでしたが、突然他のマシンと接触。詳細はピットウォールからでは分かりませんが、マシンには問題ないとのことなので、とりあえず続行。昨年を知っている分、一つ一つが不安を増大させます。
中盤から終盤にかけては、他のマシンとのトラフィックに捕まることもほとんど無く、順調なレース展開。タイムを記録していて驚いたことは、周回を重ねるごとにラップタイムが早くなっていること。規定上1周4分台で走れば余裕なのですが、最初の2周(1周目はコースインの分タイムは遅くなる)と最後の1周(ピットインのため正確なタイムは計れない)を除いては、常に3分台という私達のチームとしては異常なタイムを記録。蓋を開けてみれば、ファステストラップはL7で3分20秒台を叩き出しました。
何事もなく8周を走り抜きピットに帰ってくる姿を見たのは何年ぶりでしょうか。昨年はリタイア。一昨年は2台出場して、私が関わった方はリタイア。3年前は1台出場して…。まぁ、何はともあれ、久しぶりの完走。態度にはそこまで出していないつもりですが、喜びは一入でした。
結果は如何に
公式記録が発表される前に、自分たちで推定記録を算出。約200km/Lでした。部内記録更新とまでは行かないまでも、これまでのマシンよりは遥かに重く、今回がデビュー戦のドライバーが出した記録なら上出来ではないでしょうか。公式記録では199.1km/Lでした。当初の目標である「完走」と「市販車スーパーカブの燃費超え」は達成しました。当日一切のトラブル無く使命を全うした堅実なマシンを今後どうするか。来年が今から楽しみです。